現代外国人名録2016 「ジョンスモルツ」の解説
ジョン スモルツ
John Smoltz
- 職業・肩書
- 元大リーグ選手
- 国籍
- 米国
- 生年月日
- 1967年5月15日
- 出生地
- ミシガン州ウォーレン
- 本名
- Smoltz,John Andrew
- 学歴
- ウエイバリー高
- 受賞
- サイ・ヤング賞(ナリーグ)〔1996年〕,ミラー賞〔2002〜2003年〕,ロベルト・クレメンテ賞〔2005年〕,ルー・ゲーリック賞〔2005年〕
- 経歴
- 1985年ドラフト22巡目で大リーグのタイガースに入団。’87年シーズン途中にトレードでブレーブスに移籍。’88年7月メジャー初昇格。’89年より先発ローテーションの一角を担う。’91年シーズン前半戦は2勝11敗と極度の不振に陥ったが、心理療法を受けて後半戦は12勝2敗と立ち直る。’92年ナリーグ最多の215奪三振でタイトルを獲得。特に大試合に強く、プレーオフ、ワールドシリーズでは通算5勝0敗、防御率2.13をマーク。’93年まで毎年2ケタ勝利を挙げるが、肘の故障が悪化、’94年に手術を受ける。復帰後の’95年に12勝をマークして復活。’96年24勝、勝率.750、253.2投球回、276奪三振の4部門で1位となり、サイ・ヤング賞を受賞。同年FA宣言し、投手としては当時史上最高額の3100万ドル(約34億1000万円)でブレーブスと再契約(4年契約)。’99年4月対レッズ戦で生涯初のワンヒット試合を達成。2000年は再び肘を手術して全休し、2001年から抑えに転向。2002年リーグ最多の55セーブ、2003年45セーブを挙げた。2005年から先発に戻ると、2006年39歳で16勝し、10年ぶりに最多勝のタイトルを獲得。ブレーブスが誇る大リーグ最強の先発4本柱の一人として活躍した。2009年レッドソックス、同年カージナルスに所属した。メジャーで唯一200勝と150セーブをクリアした大投手で(日本では江夏豊だけ)、最多勝2回(1996年,2006年)、最多奪三振2回(1992年,’96年)、シルバースラッガー賞1回(1996年)、オールスター選出8回(’89年,’92〜93年,’96年、2002〜2003年,2005年,2007年)。通算成績は、21年723試合、213勝155敗154セーブ、481先発、53完投、16完封、3473投球回、3084奪三振、防御率3.33。現役時代は191センチ、100キロ。右投右打。ブレーブス時代の背番号29は永久欠番となっている。2015年米国野球殿堂入り。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報