先発(読み)センパツ

デジタル大辞泉 「先発」の意味・読み・例文・類語

せん‐ぱつ【先発】

[名](スル)
先に出発すること。「キャンプ地の下見のために先発する」「先発隊」⇔後発
野球・サッカーなど団体で行うスポーツで、試合最初から出場すること。「先発投手」「先発メンバー」
先に開発すること。「先発低カロリー食品」⇔後発
[類語]出発スタート門出旅立ち鹿島立ち出動出立朝立ち早立ち夜立ち早発遅発後発

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「先発」の意味・読み・例文・類語

せん‐ぱつ【先発】

  1. 〘 名詞 〙
  2. さきに行なうこと。特に、さきに出発すること。ほかよりさきに発すること。また、そのもの。〔広益熟字典(1874)〕
    1. [初出の実例]「高速度列車を運転する事は先発(センパツ)急行列車運行に非常な支障を来すので」(出典:旅‐昭和五年(1930)八月号・超特急の実現〈千葉豊〉)
    2. [その他の文献]〔漢書‐項籍伝〕
  3. 何よりも先。まっさき。また、一番乗り。先陣。
    1. [初出の実例]「そういうとき、いつでも、民族の矜恃と叫喚との先発にかかげられるのが、国旗だ」(出典:旗をめぐる波紋(1958)〈火野葦平〉)
  4. 野球などで、その試合の各チームの最初の選手となること。また、その者。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「先発」の読み・字形・画数・意味

【先発】せんぱつ

先唱

字通「先」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android