現代外国人名録2016 「ジョージミッチェル」の解説
ジョージ ミッチェル
George John Mitchell
- 職業・肩書
- 政治家,法律家 元米国民主党上院院内総務,元米国中東和平担当大統領特使
- 国籍
- 米国
- 生年月日
- 1933年8月20日
- 出生地
- メーン州ウォータービル
- 学歴
- ボードウィン大学〔1954年〕卒,ジョージタウン大学法律大学院修了
- 勲章褒章
- KBE勲章〔1999年〕, 自由勲章(米国大統領)〔1999年〕
- 経歴
- 父はアイルランド系、母はレバノン移民の日雇い労働者の家庭に生まれ、アルバイトで学資を稼ぎながら大学院まで進んだ苦労人、弁護士の資格をもつ。1960〜62年司法省勤務、’62〜65年メーン州民主党のマスキー上院議員の補佐官、法律事務所共同経営者を経て、’77〜80年メーン州で連邦検事、連邦地裁判事を歴任。’80年5月マスキー上院議員の後任として知事指名で上院議員となり、’89年1月〜95年民主党上院院内総務を務めた。’95年上院議員退任。この間、’87年にはイラン・コントラ事件特別調査委員会で活躍。’95年北アイルランド問題特使となり、’96年6月北アイルランド紛争和平会議議長に就任。’98年4月英国、アイルランド両政府間の最終和平合意をとりつけた。’99年よりベルファストのクイーンズ大学名誉総長。2001年5月中東和平国際委員長として衝突の即時停止を訴えた報告(「ミッチェル報告」)を発表。2003年よりワシントンD.C.にある法律事務所・DLA Piperのパートナー。2009年1月オバマ政権の中東和平担当大統領特使に任命される。2011年5月特使を辞任。一方、野球をこよなく愛し、2002年からレッドソックスの取締役を兼任。2006年3月MLBコミッショナーより野球界の薬物汚染調査を依頼され、2007年409ページにも及ぶリポートを発表した。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報