総長(読み)ソウチョウ

デジタル大辞泉 「総長」の意味・読み・例文・類語

そう‐ちょう〔‐チヤウ〕【総長】

全体統轄・管理する職。「検事総長」「事務総長
総合大学学長。旧制帝国大学一部私立大学での、学長通称。現行制度では学長が正式の名称帝国大学令(明治19年)に定められていたもの。
[類語]学長

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「総長」の意味・読み・例文・類語

そう‐ちょう‥チャウ【総長】

  1. 〘 名詞 〙
  2. [ 一 ]
    1. 事務全体を管理する職。全体を統轄する職。参謀総長検事総長など。〔五国対照兵語字書(1881)〕
    2. 総合大学の長。旧制帝国大学と一部の私立大学での、学長の呼称。現在でも通称として用いられる場合がある。
      1. [初出の実例]「帝国大学総長は帝国大学を総轄し」(出典:帝国大学令(明治一九年)(1886)五条)
    3. 組織暴力団の最高幹部の俗称。
  3. [ 二 ] 全体を合計した長さ。
    1. [初出の実例]「此数は世界鉄道総長の半数に当れり」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android