朝日日本歴史人物事典 「ジョードン」の解説
ジョードン
生年:1831.5.21
明治期のお雇い外国人。アメリカ人。ルイジアナ州ニューオーリンズ生まれ。明治1(1868)年来日,横浜のアメリカ系商会に就職。開成学校で英語を教えたらしいが不詳。4年5月から10年5月まで外務省雇。外務省西洋語学所英仏語教師として勤務,同所の文部省移管により6年6月から翻訳局に配属(岩倉使節随行説は事実無根)。10年6月から翌年6月まで華族学校(77年10月学習院となる)英仏語教師。11年7月から太政官雇となり,外国語往復書信の書写,起草,翻訳に従事。18年遣清特派全権大使伊藤博文にレースラーと共に随行。勤勉の故をもって勲4等(レースラーは勲2等)叙勲。同年12月太政官制廃止後は内閣官報局翻訳課に配属,28年12月退職,翌年東京で病没。
(廣瀬靖子)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報