普及版 字通 「スイ・あつめる」の読み・字形・画数・意味
12画
[字訓] あつめる
[説文解字]
[金文]
[字形] 形声
声符は卒(そつ)。卒に粹(粋)・(酔)(すい)の声がある。〔説文〕一下に「艸の皃なり」とあり、草の乱れ集まる意とする。その中から秀抜のものをえらぶを抜という。米穀のえらばれたものを粹という。
[訓義]
1. あつめる、あつまる、こまかなものをあつめる。
2. 草花のあつまるさま。
3. とまる、まつ。
4. ふき、款冬、ががいも、蘭。
5. と通じ、やつれる。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 アツマル・イタル・トモガラ 〔字鏡集〕 トモガラ・イタル・アツマル・アツム
[語系]
dziut、集dzipは声近く、雜(雑)dzp、揖tzipも同系の語。粹siutはその中からえらび出されたもので、雑と対待をなす語である。粋はと通用する。
[熟語]
悪▶・乎▶・曠▶・▶・集▶・聚▶・如▶・辱▶・▶・然▶・類▶
[下接語]
雲・英・遠・咸・群・神・成・叢・大・屯・抜・文・
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報