すいすい(読み)スイスイ

デジタル大辞泉 「すいすい」の意味・読み・例文・類語

すい‐すい

[副]
いかにも軽やかに、すばやく動くさま。「氷の上をすいすい(と)滑って行く」
物事が、滞りなく進行するさま。すらすら。「問題が意外なほどすいすい(と)解けた」
枝や茎などがのびのびと出ているさま。
竹藪から―した若竹が」〈秋声
[類語](1きびきびてきぱきしゃきしゃきはきはき甲斐甲斐しいきりきりしゃんきりりきりっと忠実まめまめまめしい忠実まめやか小忠実こまめ手忠実てまめ足忠実あしまめ筆忠実ふでまめ骨身を惜しまずきちんと規則正しい手取り足取り几帳面まじめ大まじめまじめくそまじめ愚直四角四面誠実篤実真摯至誠信実篤厚質実堅実堅気実直謹厳生一本一本気勤勉律儀義理堅い義理立て良心的ちゃんとしっかりしゃんときちんきちんきっちりかっちりがっちり規則的整然じゃんじゃんじゃかじゃかしゃんしゃんばかすかじゃかすかどんどん/(2はかばかしい円滑スムーズとんとん拍子着着順調快調好調淀みない淀みなく上首尾首尾良くとんとんすらすらみるみるずんずんぐんぐんどんどんはかどるずいとぐいとめきめき見る間にぐいぐいどしどしさっとさっさとっとと電光石火あっと言う間間髪をれず迅速速やか立ち所に即座即刻時を移さずすぐさま途端たちまち刻刻刻一刻時時刻刻次第次第に矢継ぎ早波に乗る

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精選版 日本国語大辞典 「すいすい」の意味・読み・例文・類語

すい‐すい

[1] 〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
① 気持よく軽やかに、滞りなく進んでゆくさまを表わす語。
※俳諧・竹馬狂吟集(1499)「すいすい風の荻に吹くこゑ なくむしもむかばやぬけてよわるらん」
田舎教師(1909)〈田山花袋〉一五「小さな雑魚がスイスイ泳いで居た」
※白く塗りたる墓(1970)〈高橋和巳〉一一「もっと気楽に、すいすいと生きておればよかった」
② 細い枝などが何本ものびのびと出ているさまを表わす語。
※黴(1911)〈徳田秋声〉七七「竹藪からすいすいした若竹が、雨にぬれた枝を差交してゐた」
[2] 〘感動〙 民謡の中で用いられる掛声
俚謡相馬流れ山福島(岩波文庫日本民謡集所収)「習いたきゃござれナアーエー(スイースイド)」

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普及版 字通 「すいすい」の読み・字形・画数・意味

】すいすい

細やかなさま。斉・謝思帰の賦〕たるを睇(み)、水田田たるをむ。

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】すいすい

草木の茂るさま。

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】すいすい

積集のさま。

字通「」の項目を見る

【翠】すいすい

翠羽の冠飾り。

字通「翠」の項目を見る

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