ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スクエア・ディール」の意味・わかりやすい解説 スクエア・ディールSquare Deal アメリカ合衆国のセオドア・ルーズベルト大統領の一連の国内政策をさすことば。「公正な扱い」の意。ルーズベルトは当時の革新主義の風潮に乗って連邦政府の権限の強化をはかりながら独占企業を摘発するなど反トラスト政策を進め,また労働争議の解決にあたり政府に調停者としての役割を演じさせたりした。そのほか天然資源の保全活動に乗り出したり,鉄道運賃に関する政府の規制を強め,食品や薬品に対する監督を厳しくするなど,公共の利益を擁護する立場から政府の社会的機能を大幅に増大させた。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by