現代外国人名録2016 「スタンリープルジナー」の解説
スタンリー プルジナー
Stanley Ben Prusiner
- 職業・肩書
- 神経学者 カリフォルニア大学サンフランシスコ校医学部教授
- 国籍
- 米国
- 生年月日
- 1942年5月28日
- 出生地
- アイオワ州デモイン
- 専門
- 神経学, 生化学
- 学歴
- ペンシルベニア大学医学部〔1968年〕卒
- 資格
- 米国科学アカデミー会員, 米国芸術科学アカデミー会員
- 受賞
- ノーベル医学生理学賞〔1997年〕,ガードナー国際賞〔1993年〕,ラスカー賞(基礎医学)〔1994年〕,パウル・エールリヒ賞〔1995年〕,ウルフ医学賞〔1996年〕,国際慶応医学賞(第1回)〔1996年〕,フランクリン・メダル〔1998年〕,米国国家科学賞〔2009年〕
- 経歴
- カリフォルニア大学サンフランシスコ校医学部助教授を経て、1984年より教授。同バークレー校教授も兼務。’72年担当患者が狂牛病や羊のスクレイピー病とよく似たクロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)で死亡したのがきっかけで、’74年から脳を侵す奇病の研究を始めた。’82年スクレイピーがある種のタンパク質で媒介されることを確信して“プリオン”と命名。発表当初は強い批判を浴び不遇の時代を送ったが、DNAを持たない新病原体の存在を突きとめ、病気との関連を明らかにし、次第に世界に認められた。この業績により’96年第1回国際慶応医学賞を受賞し、来日。’97年にはノーベル医学生理学賞を受賞。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報