スチペンディウム(その他表記)stipendium

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スチペンディウム」の意味・わかりやすい解説

スチペンディウム
stipendium

古代ローマの属州の直接税,また兵士の給与。のちに兵士の給与が従軍終了後支払われたため,やがて従軍を,次いで1年の従軍期間を意味するようになった。ラテン語で「金の支払い」の意。ローマでは古くは 17~46歳の市民に 16年 (緊急時には 20年) の兵役義務があり,のちには年限も 25年に統一された。俸給については,前 400年ウェイー攻略のとき支払われたのが最初。ユリウス・カエサルのときまで兵士1日あたり5アス,年額で 180デナリウス (のちに年額換算は 112.5デナリウスに低下) 支払われた。以後カエサルは 225デナリウス,セプチミウス・セウェルス帝 (在位 193~211) は 500デナリウス,カラカラ帝 (在位 198~211〈共治〉,211~217) は 750デナリウスにそれぞれ引き上げた。

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