からから(読み)カラカラ

デジタル大辞泉の解説

から‐から

[副](スル)
堅い物が触れ合って立てる、響きのよい、軽い感じの音を表す語。「高下駄をからから(と)鳴らして歩く」
車などが軽快に音を立てて回るさま。「矢車がからから(と)回る」
高らかに笑う声を表す語。「からから(と)大笑する」
[形動]
水分がすっかりなくなっているさま。「のどがからからに渇く」
器物の中がからで、何もないさま。「財布はからからだ」
[アクセント]ラカラ、はカラカラ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

からから

( 名 )
鹿児島県・沖縄県特有の徳利。注ぎ口がつく。古く、振ると中に入っている陶丸がカラカラと鳴るものがあったことからの名という。
[1] ( 副 )
乾いた木や金属などが触れ合って立てる軽い音を表す語。 「矢車が-(と)回る」
(主に男が)気持ちよさそうに高らかに笑うさま。 「 -と打笑ふは/鉄仮面 涙香
[0] ( 形動 )
物が乾ききったさま。 「のどが-だ」 「 -に乾いた大地」
容器の内部が空洞であるさま。 「ドラム缶が-だ」

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

から‐から

〘名〙
① 干した鮭をいう女房詞。〔大上臈御名之事(16C前か)〕
② 鰹(かつお)をいう女房詞。おかつ。
※大上臈御名之事(16C前か)「かつほ。おかつ。からから

から‐から

[1] 〘形動〙
① 物が乾ききっているさまを表わす。〔俚言集覧(1797頃)〕
※青春(1905‐06)〈小栗風葉〉秋「赤くなったカラカラの葉が」
器物などの内がからで、何もないさまを表わす語。
※鉛筆ぐらし(1951)〈扇谷正造〉ゲンマン記者「水汲みに出かける、ドラムカンの一本はもうカラカラなのである」
③ 無一文であるさまを表わす語。
※浮世草子・新色五巻書(1698)一「籠にのる知恵はつきしかど、出銭(つかいせん)なきからからの身」
[2] 〘副〙 物が乾ききっているさまを表わす語。
滑稽本・七偏人(1857‐63)五「口中(くち)はからから干(かわい)て居るゆゑ」

から‐から

〘副〙
① (多く「と」を伴って用いる) さわやかに高く笑う声を表わす語。
※平家(13C前)一一「からからとわらひ給へば」
※自然と人生(1900)〈徳富蘆花〉写生帖「旧を談じて呵々(カラカラ)と笑ひ」
② 金属の器など、堅い物が、ふれあってたてる音を表わす語。大きく、あかるく響く音を表わす。
※源氏(1001‐14頃)賢木「法師ばらの閼伽(あか)奉るとて、からからと鳴らしつつ」
③ 特に、車などが、調子よく回る音を表わす語。
※大鏡(12C前)三「御くるまの装束をさながらたてさせたまひて、おのづからとみのことの折に、とりあへずとおしひらかば、からからと、人もてもふれぬさきにさしいださんがれうと」
※不如帰(1898‐99)〈徳富蘆花〉上「車井の響(おと)珂々(カラカラ)と」
④ 足音の高く響く音などを表わす語。
※虎寛本狂言・竹生島参(室町末‐近世初)「某はいぬるで候と申て、あたりの在所へ、くらくらとかけて参りました」
⑤ 転げまわるさまを表わす語。
今昔(1120頃か)二七「俄に取組て、からからと上に成り下に成り為るを」

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