日本大百科全書(ニッポニカ) 「スチュルム」の意味・わかりやすい解説 スチュルムすちゅるむJacques Charles François Sturm(1803―1855) フランスの数学者。ジュネーブ生まれ。エコール・ポリテクニク(理工科大学校)教授となった。彼の名を冠する連鎖を導入し、代数方程式の解の個数に関する定理を得た。自己随伴微分方程式に関する比較定理と振動定理を発見し、リウビルとともに彼らの名を冠する型の微分方程式の境界値・固有値問題に関する理論を創始した。ほかに、幾何学や幾何光学における成果もある。[小松勇作][参照項目] | 境界値問題 | リウビル 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例