現代外国人名録2016 「スティーブハケット」の解説
スティーブ ハケット
Steve Hackett
- 職業・肩書
- ロック・ギタリスト
- 国籍
- 英国
- 生年月日
- 1950年2月12日
- グループ名
- 旧グループ名=ジェネシス〈Genesis〉
- 経歴
- 幼少時からリコーダーやハーモニカなどを演奏し、12歳でギターを始める。1970年クワイエット・ワールドを結成し、アルバム「永遠なる回帰」でプロデビュー。同年アンソニー・フィリップスの後任ギタリストとしてジェネシスに加入し、’71年同バンドの傑作といわれる「怪奇骨董音楽箱」の他、’72年「フォックストロット」、’74年「幻惑のブロードウェイ」といったアルバムで豊かなギタープレイを発揮し、プログレッシブ・ロックとしての同バンドの黄金時代を支えた。一方、’75年「ボヤージ・オブ・アカライト」をリリースし、ソロ活動もスタート。’77年脱退後はソロ活動に専念し、’78年「プリーズ・ドント・タッチ」、’79年「スペクトラル・モーニング」、’83年「ベイ・オブ・キングス」などのアルバムを次々と発表。’86年には元イエスのスティーブ・ハウとGTRを結成。’96年にはロンドン・フィル・オーケストラとも共演。’98年元キング・クリムゾンのイアン・マクドナルド、ジョン・ウェットンらとともに来日し、ライブアルバム「東京テープス」を発表。以後、2002年と2003年にもソロとして来日。またフルート奏者である実弟ジョン・ハケットらとの活動でも知られ、2006年ジョンやキーボード奏者ロジャー・キングとともに来日。ギタリストとしては複雑なトーンコントロールと絶妙なボリュームコントロールを駆使し、叙情的な雰囲気からトリッキーなプレイまで幅広いスタイルを持つ職人として多くの追随者を出す。また弦を叩くようにギターを演奏するタッピング奏法の元祖ともいわれる。他のアルバムに「ギター・ノワール」「ダークタウン」「エリック・サティーの風景」などがある。2009年ジェネシスがロックの殿堂入り。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報