現代外国人名録2016 「スティーブルカサー」の解説
スティーブ ルカサー
Steve Lukther
- 職業・肩書
- ロック・ギタリスト
- 国籍
- 米国
- 生年月日
- 1957年10月21日
- 出生地
- カリフォルニア州ロサンゼルス
- グループ名
- グループ名=トト〈TOTO〉
- 受賞
- グラミー賞(7部門,第25回)〔1982年〕「TOTO4〜聖なる剣」,グラミー賞(最優秀ポップスインストゥルメンタルアルバム,第44回)〔2001年〕「ノー・サブスティテューションズ」
- 経歴
- 7歳でギターを始める。エリック・クラプトン、ジェフ・ベックに傾倒すると同時にジャズの理論派的なアプローチを身に付け、スタジオミュージシャンとして活躍。高校時代にはスティーブ・ポーカロと親交を結び、卒業後の1978年スティーブとその兄ジェフ・ポーカロ、デービッド・ペイチらとともにトトを結成してギターを担当。同年デビューアルバム「TOTO〜宇宙の騎士」がグラミー賞最優秀新人賞にノミネート。’80年初来日。’82年アルバム「TOTO4―聖なる剣」は全米4位にランクインするが、同作からのシングル「アフリカ」「ロザーナ」がそれぞれ全米1位、2位となり世界各国でヒット、さらにアルバムも同年のグラミー賞7部門受賞など高く評価され、一躍米国を代表するロックグループとなった。’89年初のソロアルバム「LUKTHER」を発表。’92年リーダー格のジェフ・ポーカロが急死するなど解散の危機を乗り越え、’96年アルバム「タンブ」で再出発。’96年以後、度々来日公演を行う。’99年初代ボーカリストのボビー・キンボールが15年ぶりに復帰しての“再結集”ツアーが話題となる。傍らセッションプレイヤーとしての活動も行い、2000年ジャニーズ事務所の人気タレントで結成されたチャリティーユニット・J-FRIENDSのシングル「I WILL GET THERE」への参加をはじめ、矢沢永吉、Char、奥井雅美ら日本のミュージシャンと多数共演。2001年敬愛するフュージョン・ギタリストのラリー・カールトンと共に来日公演を行い、その模様を収めたライブ盤「ノー・サブスティテューションズ」でグラミー賞の最優秀ポップインストゥルメンタルアルバムを受賞。2006年トトとしての新作「フォーリング・イン・ビトゥイーン」を発表し、同バンドとして来日。2008年3月米歌手のボズ・スキャッグスと行う来日公演を最後にトトの活動を休止すると表明。2015年9年ぶりに新作「TOTO14〜聖剣の絆」をリリース。他の作品にアルバム「ハイドラ」「ターン・バック」「ザ・センブンス・ワン」「マインドフィールズ」、ソロアルバムに「ルーク」「エヴァー・チェンジング・タイムス」など。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報