最新 地学事典 「スヤンゲ遺跡」の解説
スヤンゲいせき
スヤンゲ遺跡
Suyanggae site
韓国忠清北道丹陽郡チョクソン面エゴク里の南漢江上流の河岸にある開地遺跡。忠州ダム建設に伴い,1983~85年,4次にわたる緊急調査が実施された。調査総面積1,250 m2。計9枚の堆積層が観察され,Ⅲ層最下部に新石器時代の,Ⅳ層に後期旧石器時代の,Ⅴ層に中期旧石器時代の各文化層が検出された。多量の遺物を出土したⅣ層の14C年代は16,400年BPと測定され,出土遺物にはチョッパー・剝片尖頭器・ナイフ形石器・角錐状石器・削(さつ)器・搔(そう)器・彫器・石刃・石刃核・楔形細石刃核・スキー状削片および細石刃核の素材とみられる両面調整品などがある。
執筆者:松藤 和人
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

