スルホラン法(読み)スルホランホウ

化学辞典 第2版 「スルホラン法」の解説

スルホラン法
スルホランホウ
Sulfolane process

液状炭化水素混合物からBTX(ベンゼン,トルエン,キシレン)混合物を抽出分離する代表的な方法で,アメリカのUOP社がShell Chemical社と共同開発したプロセス.抽出溶剤としてスルホラン(CH2)4SO2を用い,リホーメートナフサ分解で副生する芳香族性ガソリンから,高純度のBTX分が分離できる.わが国でも多数の本法が使用されている.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android