スーパー堤防事業(読み)スーパーテイボウジギョウ

デジタル大辞泉 「スーパー堤防事業」の意味・読み・例文・類語

スーパーていぼう‐じぎょう〔‐テイバウジゲフ〕【スーパー堤防事業】

《「高規格堤防整備事業」の通称堤防の市街地側に盛り土をして堤防の幅を高さの30倍に広げ、その上に住宅などを建設する事業計画では首都圏・近畿圏の6河川で約872キロにわたって整備する。→スーパー堤防
[補説]昭和62年(1987)の事業開始から平成22年(2010)までに約7000億円が投じられているが、整備率は5.8パーセント(約50キロ)にとどまり、完成まで400年、総事業費12兆円と試算されている。同年10月の事業仕分け廃止判定を受けたが、東日本大震災後、一部が継続となった。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android