デジタル大辞泉 「ずきり」の意味・読み・例文・類語 ずきり [副]人の言葉などが、心に鋭く突きささるさま。「心にずきりと来る言葉」[類語]心を打つ・胸を打つ・じいん 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「ずきり」の意味・読み・例文・類語 ずきり 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある。「づきり」とも表記した )① うずくような激しい痛みが走るさまを表わす語。ずきん。② 不意に、突きささるような激しい衝撃に襲われるさまを表わす語。また、急に、激しく動悸が打つさまを表わす語。ずきん。[初出の実例]「牧夫君が居ると気附いた時、ヅキリと電気に撃たれたやうな心地がして」(出典:少年行(1907)〈中村星湖〉一三)③ ことばが人の心をえぐるように鋭く突きささるさまを表わす語。[初出の実例]「『〈略〉貴方を棄てる気で居るぜ』と、ヅキリ云って」(出典:男五人(1908)〈真山青果〉二)④ 動作を急にやめるさまを表わす語。[初出の実例]「渠は唸る様な声を出して、ズキリと立止って」(出典:病院の窓(1908)〈石川啄木〉) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例