ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「セイムリア」の意味・わかりやすい解説 セイムリアSeymouria ペルム紀の北アメリカにいた爬虫綱杯竜類。体長約 60cmで 4本肢の肉食動物。体のつくりは両生類と爬虫類の中間型を示す。頭の後方に鼓膜を調整する耳突起がある。祖先の迷歯類型両生類と共通な点は,頭骨や鋭い歯である。頭骨以外は初期の爬虫類と共通の特徴をもっている。すなわち背骨,肩帯,骨盤,前肢骨などである。両生類とは違って,胴の位置は地面から離れていた。堅い殻の卵をもっていたか,殻のない卵をもっていたかは確認されていない。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by