20世紀西洋人名事典 「セオドアカルマン」の解説
セオドア カルマン
Theodore von Kármán
1881.5.11 - 1963.5.6
米国の流体力学者,航空工学者。
グッゲンハイム航空研究所所長。
ハンガリーのブタペスト生まれ。
1930年にアメリカに渡り、’36年に帰化した。カリフォルニ工化大学教授、グッゲンハイム航空研究所長に就任し、以降アメリカ航空工学の最高指導者として活動した。流体が物体の回りを流れるとき後方に発生するカルマン渦の静止位置を計算した(’11年)のをはじめ、摩擦抵抗の理論(’21年)、「等方性乱流の統計理論」(’38年)などの研究は有名である。カリフォルニア工科大学を世界の流体力学研究の中心地として位置づけた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報