セクター法(読み)セクターホウ

化学辞典 第2版 「セクター法」の解説

セクター法
セクターホウ
sector method

光化学反応において照射光を断続させ,反応の光強度依存を調べる実験方法.図に示したような半分が欠けた円板を光路において回転させると,光は反応管に断続して入る.

いま,次のような反応によって遊離基R・が生成消滅しているとすると,

もし,遊離基どうしの再結合反応が遅く,円板の回転が速ければ,照射する光の量が1/2になるだけで,遊離基の定常濃度は (I/2)1/2 に比例する.一方,遊離基の再結合反応が断続する光に十分追随できるほど速いときは,反応は光の照射中にのみ進行し,照射中の遊離基濃度は I 1/2 に比例する.セクターの回転速度を適当に変化させて反応の光強度依存を調べることにより,反応速度反応機構についての情報が得られる.円板を機械的に回転する方法では毎秒 105 回が限度なので,カー効果を利用して電気的に光を断続させる方法などが考案されている.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

梅雨の季節に入ること。つゆ入り。毎年6月中旬~7月中旬の約1ヵ月間,九州から東北地方は梅雨の季節に入る。これは,北方のオホーツク海高気圧と南方の小笠原高気圧とに挟まれて,揚子江流域から九州,四国,本州...

入梅の用語解説を読む