セルゲイフィーリン(英語表記)Sergei Filin

現代外国人名録2016 「セルゲイフィーリン」の解説

セルゲイ フィーリン
Sergei Filin

職業・肩書
バレエダンサー ボリショイ・バレエ団芸術監督

国籍
ロシア

生年月日
1970年

出生地
ソ連ロシア共和国モスクワ(ロシア)

学歴
モスクワ・バレエ学校卒

受賞
ロシア人民芸術家〔2001年〕

経歴
モスクワ・バレエ学校卒業後、1988年ボリショイ・バレエ団に入団プリンシパルとなり、ウヴァーロフとともにボリショイを代表するダンスール・ノーブルの一人として活躍。代表作に「ライモンダ」「白鳥の湖」「ジゼル」「ファラオの娘」「ハムレット」「カルメン」「ラ・シルフィード」など。2008年3月モスクワ音楽劇場バレエ団芸術監督。2011年3月ボリショイ・バレエ団芸術監督に就任。2010年4月「白鳥の湖」「エスメラルダ」の日本公演を行う。2014年グレゴローヴィチ「白鳥の湖」「ラ・バヤデール」、ファジェーチェフ「ドン・キホーテ」の日本公演を行う。2013年1月モスクワ市内の自宅前で覆面姿の男にいきなり顔面に硫酸を浴びせかけられ、顔に大やけどを負う(ボリショイ硫酸事件)。一時は失明も危ぶまれたが秋には職務に戻り、新作や復刻の新企画を次々に打ち出す。2014年末ボリショイバレエ団の日本公演で来日。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

知恵蔵mini 「セルゲイフィーリン」の解説

セルゲイ・フィーリン

ロシアのバレエダンサー、バレエ指導者。1970年10月27日、モスクワ生まれ。フルネームはSergei Yurevitch Filin。9歳からバレエを始め、ボリショイ・バレエ学校を経て89年、ボリショイ・バレエ団に入団した。94年には「眠れる森の美女」のデジレ王子役でブノワ賞を受賞。95年、イタリアの「ダンツァ&ダンツァ」誌で「ダンサー・オヴ・ザ・イヤー」に選出され、96年にはロシア功労芸術家に選ばれるなど、数々の栄誉に輝くトップダンサーとなった。2008年、38歳でダンサーを引退。同年、モスクワ音楽劇場バレエ団の芸術監督に任命され11年まで務めた。同年3月、ボリショイ・バレエ団の芸術監督に就任したが、13年1月17日、暴漢により硫酸を顔に浴びせられる事件が起こった。命に別状はなく、6カ月の入院治療が必要と診断されている。

(2013-3-7)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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