ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「セレウコス2世」の意味・わかりやすい解説
セレウコス2世
セレウコスにせい
Seleukos II Kallinikos
[没]前226
セレウコス朝シリアの王 (在位前 246~226) 。アンチオコス2世の子。前 246~241年第3次シリア戦争でエジプトのプトレマイオス3世エウエルゲテスと戦火を交えたが,そのすきに実弟アンチオコス・ヒエラックスが小アジアで独立の旗をあげ,王位の簒奪をはかった。前 235年頃フリュギアのアンキラでヒエラックスとガラテア人の連合軍に敗れ,タウロス山脈以北を割譲した。
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