普及版 字通 の解説

14画
[字訓] うつくしい・もっぱら
[説文解字]

[字形] 形声
声符は專(専)(せん)。〔説文〕十二下に「壹なり」、また壹(壱)字条十下に「
壹(せんいつ)なるなり」(段注本)とあって、
を「専一」の字とする。また「一に曰く、
なり」とあるのは、〔玉
〕にみえる「愛すべきの皃なり」の意で、それが字の初義であろう。専一の義には、古書にはみな專の字を用いている。[訓義]
1. うつくしい、愛らしい。
2. もっぱら。
[語系]
tjiuan、嬋zjianは声義近く、うつくしい意。
というのは、嬋媛(せんえん)というのと似て、ともに形況の語である。[熟語]

▶出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

