普及版 字通 の解説
18画
(異体字)
9画
[字訓] ひざかけ・まえかけ
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(せん)。〔説文〕八上に「衣の(へいぜん)なり」とあって、膝、ひざかけをいう。〔詩、小雅、采緑〕「に(あゐ)をるも 一に盈(み)たず」とあり、予祝としての草摘みを歌う。願かけして一定量の草摘みをし、その草をひざかけに収めるのである。
[訓義]
1. ひざかけ、まえかけ、まえだれ。
2. 衣のわきした。
3. と通じ、車のとばり。
[古辞書の訓]
〔字鏡〕 マヘダレ・カイツロフ・ミダレ 〔字鏡集〕 ハカマ・ユルク
[語系]
thjiamは・瞻tjiamと声近く、は多言、祝の辞をいう。声の字に多い、めぐらす、あまるなどの意があり、とは衣の裾の、ゆたかな部分をいう。
[熟語]
幄▶・衣▶・帷▶・裙▶・幌▶・襦▶・如▶・裳▶・▶・被▶・▶・▶
[下接語]
金・貂・布
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報