ソロモンの頌歌(読み)ソロモンのしょうか(その他表記)Odae Salomonis; Odes of Solomon

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ソロモンの頌歌」の意味・わかりやすい解説

ソロモンの頌歌
ソロモンのしょうか
Odae Salomonis; Odes of Solomon

新約聖書偽典一つ。 42の短い頌詩の集成で,グノーシス主義やヨハネ神学の影響がみられる。 1907年頃 J.ランバル・ハリスによってシリア語写本が発見され,ほぼ全体が知られるようになった。2世紀頃シリアでキリスト教徒ユダヤ人著作から編集したか,あるいは独自に創作したと推定されるが,その原語,成立動機については定説がない。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む