最新 地学事典 「ソーレー効果」の解説
ソーレーこうか
ソーレー効果
Soret effect
対流を防ぐため細管中に入れた溶液の両端の間に温度勾配をつけると,液中で物質の拡散が起こり,両端の間に濃度勾配が生ずる現象。Soret(1881)記述。かつて,この効果によってマグマの分化作用を説明する説が唱えられたが(W.C.Brögger, 1890など),その後,この現象によっては十分な組成の差を生ずることが期待できないとされ,他方,結晶分化作用説が盛んになり,この説は顧みられなくなった。
執筆者:山崎 正男
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

