タイトン平原(読み)タイトンへいげん(英語表記)Taidong pingyuan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「タイトン平原」の意味・わかりやすい解説

タイトン(台東)平原
タイトンへいげん
Taidong pingyuan

タイワン (台湾)東部チョンヤン (中央) 山脈ハイアン (海岸) 山脈に挟まれて南北に延びる平野。平行した断層にかぎられた陥没帯で,長さ約 150km,幅 10km。北端ホワリエン (花蓮) 市南端タイトン(台東)市がある。北部にはホワリエン渓が北流し,南部にはペイナン (卑南) 渓が南流し,また中部ではシウクーロワン (秀姑巒) 渓がハイアン山脈を横切って太平洋に注ぐ。アミ族が居住していたが,19世紀半ばから漢民族の移住が始まった。タイワン西部の平地に比べると人口密度が低い。主産物トウモロコシ,サツマイモ,コウスイガヤ,米。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

スキマバイト

働き手が自分の働きたい時間に合わせて短時間・単発の仕事に就くこと。「スポットワーク」とも呼ばれる。単発の仕事を請け負う働き方「ギグワーク」のうち、雇用契約を結んで働く形態を指す場合が多い。働き手と企...

スキマバイトの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android