たおやぐ(読み)タオヤグ

デジタル大辞泉 「たおやぐ」の意味・読み・例文・類語

たお‐や・ぐ〔たを‐〕

[動ガ四]物腰態度がもの静かで上品になる。しなやかになる。
母君は、ただいと若やかにおほどかにて、やはやはとぞ―・ぎ給へりし」〈玉鬘

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「たおやぐ」の意味・読み・例文・類語

たお‐や・ぐたを‥

  1. 〘 自動詞 ガ四段活用 〙 ( 「やぐ」は接尾語 ) ものやわらかになる。しなやかになる。やさしく弱々しくなる。
    1. [初出の実例]「人がらの、たをやきたるに」(出典:源氏物語(1001‐14頃)帚木)
    2. 「そのれん歌も歌も、ともにたをやぎなよびて」(出典:随筆・胆大小心録(1808)一三四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む