タリオレヴィ・チーヴィタ(その他表記)Tullio Levi-Civita

20世紀西洋人名事典 の解説

タリオ レヴィ・チーヴィタ
Tullio Levi-Civita


1873.3.29 - 1941.12.20
イタリアの数学者,数理物理学者。
元・ローマ大学教授
パドヴァ生まれ。
1897〜1917年までパドヴァ大学解析力学を教える。その間’03〜16年には三体問題の研究で天体力学に多く貢献し、’06年からは流体中の固体の移動に際し液体抵抗を扱った。’18年にはローマ大学高等解析学の教授となるが、’38年にファシストによるユダヤ人迫害により教職を退く。彼の最も重要な仕事は、絶対微分学の方法で、幾何学的、物理学的法則をリーマン空間で、新しい微分学の展開で示したことである。アインシュタイン一般相対論の問題等多くの問題に応用した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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