普及版 字通 の解説
人名用漢字 22画
[字訓] せ・みぎわ・なだ
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(難)(なん)。に攤(たん)の声がある。〔説文〕十一上に「水濡れて乾くなり」という。水中の沙堆の意であるらしく、〔説文〕には〔詩、王風、中谷有(ゆうたい)〕の「(かん)として其れ乾く」のを、の字として引いている。〔新字鏡〕に「(えん)(しおれる)なる皃なり」と〔毛伝〕の文、また「水濡れて乾くなり」と〔説文〕の文を引き、「、と爲す」という。字は多く水涯・奔流の意に用いる。
[訓義]
1. せ。
2. す、みぎわ。
3. なだ、水の奔流するところ、そのさま。
4. ぬれたものがかわく。
[古辞書の訓]
〔新字鏡〕 加波良久世(かはらくせ)、、和太利(わたり)、、加太(かた) 〔名義抄〕 セ
[語系]
than、湍thuanは声義近く、湍とは疾く流れる瀬をいう。zjiuanも急疾の意。(瀬)latは水が沙上を流れるところをいう。
[熟語]
塩▶・河▶・響▶・戸▶・沙▶・子▶・師▶・上▶・声▶・船▶・地▶・頭▶
[下接語]
河・旧・急・峡・曲・沙・小・水・晴・石・浅・長・風・碧・暮・野
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報