タン・ミン・ウー(その他表記)Thant Myint-U

現代外国人名録2016 「タン・ミン・ウー」の解説

タン・ミン・ウー
Thant Myint-U

職業・肩書
歴史学者 ヤンゴン・ヘリテージ財団会長

国籍
ミャンマー

生年月日
1966年1月31日

出生地
米国ニューヨーク市

学歴
ハーバード大学(行政学経済学)〔1987年〕卒,ジョンズ・ホプキンズ大学高等国際関係大学院(SAIS)国際関係論・国際経済学専攻〔1991年〕修士課程修了

学位
博士号(歴史学,ケンブリッジ大学)〔1996年〕

受賞
アジア・太平洋賞特別賞(第26回)〔2014年〕「ビルマ・ハイウェイ―中国とインドをつなぐ十字路」,福岡アジア文化賞(大賞,第26回)〔2015年〕

経歴
祖父は第3代国連事務総長のウー・タン。1992年から国連に勤務し、同年国連カンボジア暫定統治機構人権部門長アシスタント、’94年国連保護軍ボスニア・ヘルツェゴビナ司令部チーフ広報官、’95年国連ボスニア・ヘルツェゴビナ・ミッション事務総長特別代表室政務官、’96年ケンブリッジ大学トリニティーカレッジフェロー、2000年国連人道問題調整事務所政策アドバイザー、2002年国連政治局政策企画チーフ、2005年国連事務総長室上級政務官、2006年国際平和アカデミー上級客員フェロー、2008年東南アジア研究所(シンガポール)上級客員フェロー。一方、祖国ミャンマーの歴史を研究する歴史家でもあり、2010年より活動拠点を米国からミャンマーに移す。2011年よりミャンマー開発資源研究所上級リサーチフェロー。2012年ヤンゴン・ヘリテージ財団を創設、会長に就任し、歴史的建造物の保存に取り組み、持続可能な都市計画についてヤンゴン市に助言を行う。また、ミャンマー平和センター特別顧問、ミャンマー国家経済社会諮問評議会評議員、世界経済フォーラム東南アジア部会副議長なども兼務著書に「ビルマ・ハイウェイ―中国とインドをつなぐ十字路」などがある。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android