ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「タートンシャン山地」の意味・わかりやすい解説 タートンシャン(大屯山)山地タートンシャンさんちDatun shan タイワン (台湾)の北端にある山地。最高点はチーシン (七星) 山(→ヤンミン〈陽明〉山)で標高 1120m。ほかにタートン (大屯) 山 (1081m) ,チューツー (竹子) 山,ターチエン (大尖) 山などの峰がある。主として安山岩類からなる。頂上には破壊された噴火口がみられ,各所に硫気孔もあって,比較的最近まで火山活動をしていたことを物語る。山腹,山麓の各地に温泉が湧出し,なかでもペイトウ (北投) 温泉,ヤンミンシャン (陽明山) 温泉,チンシャン (金山) 温泉などが名高い。また山麓の東シナ海側にはフークイ (富貴) 岬,イエリウ (野柳) 岬,チンシャン海水浴場などがある。タイペイ (台北) 市の北郊,チーロン (基隆) 市の西郊にあたり,交通の便がよいため観光客が多い。別荘地,高級住宅地もある。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by