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硫気孔 りゅうきこうsolfatara

翻訳|solfatara

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

硫気孔
りゅうきこう
solfatara

硫化水素や亜硫酸ガスを多量に含む火山ガスを噴出する噴気孔。箱根の大湧谷,那須の茶臼岳などが有名。

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百科事典マイペディアの解説

硫気孔【りゅうきこう】

硫化水素や亜硫酸ガスの含量の多い火山ガスを噴出している噴気孔。遊離硫黄の生成しやすい200℃前後の噴気温度のものをいうことが多い。日本では那須の茶臼岳,箱根の大涌谷,北海道の十勝岳のものなどが有名。

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岩石学辞典の解説

硫気孔

火山地域で水蒸気とともに硫化水素,二酸化硫黄などの硫黄質のガスを多量に噴出する噴気孔.噴出ガスは空気に接して酸化され硫酸や遊離硫黄を生じて噴出口付近に硫黄が沈着し,特有の臭気を発する(Clarke : 1916,片山ほか : 1970).硫質噴気孔ともいう.イタリア語でsolfaは硫黄のこと.フランス語では soufrire という(Perret : 1950).

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大辞林 第三版の解説

りゅうきこう【硫気孔】

火山ガスの噴気孔のうち、特に硫化水素や二酸化硫黄を多量に噴出する穴。鳥地獄などとよばれる所もある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

硫気孔
りゅうきこう

水蒸気とともに硫化水素や亜硫酸ガスなどの硫質ガスを多量に出す噴気孔。おもに活火山の火口内や山腹、山麓(さんろく)にあるが、噴火がほとんどないしまったくない古い火山地域(アメリカのイエローストーン国立公園など)にも存在する。普通の噴気孔との限界ははっきりしていないが、硫気孔の温度は200℃以下である。ヨーロッパではソルファタラsol-fataraとよび、イタリアのナポリ市西方のボッツォーリ町にある硫気孔に名づけたのが、のちに普遍的に使われるようになった。日本では大分・熊本県の九重山(くじゅうさん)、神奈川・静岡県の箱根山、栃木県の那須(なす)岳、山形・宮城県の蔵王(ざおう)、岩手県の岩手山、北海道の恵山(えさん)・十勝(とかち)岳・雌阿寒(めあかん)岳など各地の諸火山によくある。硫気孔に昇華物の硫黄(いおう)が付着し、硫黄塔をなしている所もある。かつてはそのような硫黄も採取されていたが、近年は石油精製の副産物の硫黄に押され、廃止された。噴火の前兆として硫気孔が活発化することがあり、硫気孔自身が水蒸気爆発をおこすこともある。平生も付近への立ち入りは危険である。[諏訪 彰]

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