ダイソン球(読み)ダイソンキュウ

デジタル大辞泉 「ダイソン球」の意味・読み・例文・類語

ダイソン‐きゅう〔‐キウ〕【ダイソン球】

1960年に米国の物理学者ダイソンが考案した、恒星を覆う巨大な球殻状の、仮想の人工構造物。高度に発達した文明により、恒星が発するすべてのエネルギーを利用するために建設されると提唱した。SF小説などで、未来地球や架空の世界の設定としてしばしば登場する。また、この構造物が存在すれば、特徴ある大量の赤外線を放射すると考えられるため、地球外文明探査(SETI)の探査目標となっている。ダイソン殻。ダイソン球殻。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android