現代外国人名録2016 「ダニカラヴァン」の解説
ダニ カラヴァン
Dani Karavan
- 職業・肩書
- 環境造形家,彫刻家
- 国籍
- イスラエル
- 生年月日
- 1930年12月7日
- 出生地
- テルアビブ
- 学歴
- アカデミア・デラ・ベル・アルテ(イタリア),アカデミー・ド・ラ・グラン・ショミエール(フランス)
- 受賞
- カイザー・リング賞〔1996年〕,イスラエル賞〔1997年〕,世界文化賞(彫刻部門,第10回)〔1998年〕
- 経歴
- 造園家であった父から影響を受ける。絵画を学んだ後、1960年代から彫刻を作り始める。’60〜73年イスラエルやニューヨークで舞台芸術のデザインの仕事を行い、’70年代以降は展示場所の環境も取り入れて完成させる環境造形的な作品を多数制作。作品に「ネゲヴ記念碑」(’63〜68年)、「白い方形」(’77〜88年)、「マアロット」(’79〜86年)、「楕円広場」(’89年)、「人権の道」(’89〜93年)、「パサージュ(ヴァルター・ベンヤミンの追悼記念碑)」(’90〜94年)、「寛容の庭・イツハク・ラビンへのオマージュ」(パリのユネスコ・センターの庭園)など。作品はイスラエルの他、フランス、ドイツ、イタリア、韓国などにある。日本でも多くのプロジェクトを手がけ、札幌芸術の森野外美術館の「隠された庭への道」、「室生山上公園 芸術の森」(奈良県)などがある。’94年日本初の展覧会を開催。2008年世田谷美術館で回顧展開催。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報