ダールマンヨゼフ(その他表記)Dahlmann Joseph

20世紀日本人名事典 「ダールマンヨゼフ」の解説

ダールマン ヨゼフ
Dahlmann Joseph

07の歴史学者,聖職者 イエズス会司祭。



国籍
ドイツ

生年
1861年10月14日

没年
1930年6月22日

出生地
ドイツ・コーブレンツ

経歴
ベルリンとウィーンの大学に学び、サンスクリッドとインド哲学専攻。1903年初来日、’08年に再来日して上智大学創立に深く関与したほか、東京帝大教授としてドイツ文学・インド哲学・ギリシャ語を講じた。他方、日本におけるキリシタンや日欧交流などをテーマとした歴史研究も行い、南蛮図屏風に着目して’22年に論文「切支丹時代の日本美術に現われた日本と西洋のもっとも古い関係」を発表。イエズス会司祭でもあり、カトリックの聖職者としては初の日本アジア協会役員になっている。著書は他に「インド紀行」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android