20世紀西洋人名事典 「チェザールキュイ」の解説
チェザール キュイ
Tsezar’Antonovich Kyui
1835.1.18 - 1918.3.26
ソ連(ロシア)の作曲家,音楽評論家。
元・陸軍工兵大将。
ヴィルノ(後のリトアニアのヴィリニュス)生まれ。
ポーランドの作曲家モニュシコに師事。その後、「5人組」の理論家バラキレフと知り合い音楽活動に入る。5人組の主張を代弁する音楽批評家として活躍。1878年陸軍工兵大学築城学助教授、1891年名誉教授を経て、1904年陸軍工兵大将。彼の作風は、オペラでは、マイヤベーアの影響が感じられ、ピアノ小曲や歌曲は、ショパン風叙情的旋律をもっている。主な作品に、「コーカサスの捕虜」「万華鏡」。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報