チェーン=ストークス型呼吸(読み)チェーン=ストークスがたこきゅう(その他表記)Cheyne-Stokes breathing

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

チェーン=ストークス型呼吸
チェーン=ストークスがたこきゅう
Cheyne-Stokes breathing

チェーンストークス喘息。呼吸の期間とその停止期が周期的に現れる異常な呼吸型。浅い呼吸から次第に深い呼吸になり,再び浅くなって 30秒前後の呼吸停止期に移行する周期を繰返す。心臓病腎臓病脳圧が亢進したとき,麻酔薬中毒状態,尿毒症などに認められることが多い。一般に症状が重く,呼吸中枢の機能が低下したときに起る。原因となっている疾患を治療するほか,呼吸する空気の調整,脳血管拡張剤などの投与湿布などの刺激療法が行われる。 I.チェーン (1777~1836) はスコットランドの医師。 W.ストークス (04~78) はアイルランドの医師。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android