刺激療法(読み)シゲキリョウホウ

デジタル大辞泉 「刺激療法」の意味・読み・例文・類語

しげき‐りょうほう〔‐レウハフ〕【刺激療法】

電気温熱などの物理的刺激はり按摩あんまなどの機械的刺激、たんぱく体などの化学的刺激を与えて病気を治療する方法

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精選版 日本国語大辞典 「刺激療法」の意味・読み・例文・類語

しげき‐りょうほう‥レウハフ【刺激療法】

  1. 〘 名詞 〙 物理的ないし化学的な刺激によって、患者生活機能をたかめ、病気に対する抵抗力を増強させる治療法。温熱療法鍼灸(しんきゅう)など。

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百科事典マイペディア 「刺激療法」の意味・わかりやすい解説

刺激療法【しげきりょうほう】

化学的・物理的刺激を与えて,その反応による生活機能,抵抗力の増大を期待する治療法。一般に生物が,適度の刺激に対して,自己保全の目的をもって順応する現象を応用したもの。電気,温熱,はりあんまなどの物理的刺激,また,カゼインペプトン血清,硫黄製剤,金コロイドテレビン油などの化学的刺激が利用される。しかし特定の治療内容を指示しない包括的な名称は,まれにしか使われない。
→関連項目アロマセラピーリフレクソロジー

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「刺激療法」の意味・わかりやすい解説

刺激療法
しげきりょうほう
stimulation therapy

物理的 (光線,熱など) ,化学的 (毒素薬物など) ,あるいは生物的 (血清,ワクチンなど) 刺激を与え,その反応によって生活機能や抵抗力の増大をはかる治療法。古くから広く使用されてきた刺激剤としては,カゼイン,自家あるいは異種血清,金コロイド,硫黄製剤などがあるが,精神科の臨床に用いられている電気ショックや発熱療法,鍼灸,絶食療法なども刺激療法の一部である。さらに各種の物理療法もそれぞれの特異効果のほか,非特異的な刺激療法の意義をあわせもっていると考えられる。

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