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腎臓病(読み)ジンゾウビョウ

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

腎臓病
じんぞうびょう

腎臓の病気は実に多種多様であり、その総称が腎臓病で、内容を整然と分類して述べることは至難である。
 まず先天性の形態異常として、腎欠損および過剰のほか、発育不全、融合腎、変位腎、遊走腎、およびこれに準ずるものとして嚢胞(のうほう)腎がある。次に、通常片側におこるものとしては、おもに腎盂(じんう)に発する腎盂炎(最近はむしろ腎盂腎炎とよばれる)をはじめ、腎結石や水腎症、および腎結核、腎腫瘍(しゅよう)、寄生虫病があり、いずれも手術療法の対象となるので泌尿器科領域に属する疾患である。しかし、腎盂腎炎のようにかならずしも手術を要しないものもある。また、両側にみられる腎炎、ネフローゼ、腎硬化症などは内科的腎疾患ということができるが、腎炎でその機能が低下して尿毒症をおこした場合、人工腎臓さらには腎移植の必要が生ずれば泌尿器科と協力することが必要になる。なお、最近は交通事故や工場災害による外傷として腎損傷が増加してきた。したがって、腎疾患の場合には内科と外科が協力する必要から腎臓学という名称もでき、腎臓学会も結成されている。[加藤暎一]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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