チットルガル(英語表記)Chittaurgarh; Chittorgarh

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チットルガル」の意味・わかりやすい解説

チットルガル
Chittaurgarh; Chittorgarh

インド北西部,ラージャスターン州南部の都市。チトル Chitorともいう。ウダイプル東北東約 100km,バナス川支流に臨む。8世紀にラージプート藩王国首都となったが,1303年,1534~35年,1567~68年とイスラム勢力の攻撃を受け,ウダイプルに遷都されたため衰退。旧城壁内には多くのジャイナ教ヒンドゥー教寺院が残り,特に 12世紀と 15世紀のジャイナ教寺院は華麗な彫刻で知られる。コムギトウモロコシなどを産する農業地帯の取り引き中心地。2013年,チットルガル要塞がラージャスターン州の丘陵要塞群として世界遺産の文化遺産に登録された。人口 9万6219(2001)。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android