ウダイプル(読み)うだいぷる(英語表記)Udaipur

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ウダイプル」の意味・わかりやすい解説

ウダイプル
うだいぷる
Udaipur

インド北西部、ラージャスターン州南部の都市。ウダイプールともいう。人口2万1751(2001)。1559年メワール藩王国の王ウダイ・シンによる建設で、ウダイのプル(町)とよばれるようになった。

 ピチョラ湖を見下ろす宮殿を中心に、調和よく歴史的建造物が配置されており、「夢の町」「東洋ベニス」「水の都」などとよばれ、その美しさがたたえられている。ラージャスターン州南部の行政商業の中心地である。

[中山晴美]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウダイプル」の意味・わかりやすい解説

ウダイプル
Udaipur

インド北西部,ラージャスターン州南部の都市。ウダイプル県の行政庁所在地。アーメダーバードの北東約 200km,アラーバリ山脈南東部の,標高約 750mの丘の上にあり,ピチョラ湖に面する。 1560年に建設され,70年には町を見おろす尾根にイスラム藩王の宮殿が造られた。旧市街は城壁に囲まれ,町の内外には宮殿のほか当時の寺院遺跡が多い。周辺の山地で産する雲母石綿大理石などの集散が行われる。人口 30万 7682 (1991) 。

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