チヒロエビ(その他表記)aristeid prawn

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チヒロエビ」の意味・わかりやすい解説

チヒロエビ
aristeid prawn

軟甲綱十脚目チヒロエビ科 Aristeidaeに属するエビ類の総称体長 5~30cmであるが,15cmほどの種が多い。いずれも深海性で,水深 200m以下の中層または近底層で遊泳生活をする。和名は「千尋」すなわち深海性であることに由来する。体色は一様に濃い紅赤色。甲は薄い。触角,胸脚,腹肢とも著しく長く,遊泳に適している。日本産はツノナガチヒロエビ Aristeomorpha foliacea など 8属 19種。見かけに比べて可食部分が少なく,また,脂肪が多いという難点もあるが,深海トロールによって多量に漁獲される,潜在資源としての有望種も含まれている。(→甲殻類十脚類節足動物軟甲類

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む