ちゃぶちゃぶ

精選版 日本国語大辞典 「ちゃぶちゃぶ」の意味・読み・例文・類語

ちゃぶ‐ちゃぶ

[1] 〘副〙
① 茶づけ、あるいは水や酒などを食べたり飲んだりするさまを表わす語。
※歌舞伎・三国三朝良薬噺(忘れ薬)(1869)「このまあととさん帯屋長さまは、よく稼ぐお人であったに、此頃では毎日のどんたく、ちゃぶちゃぶ呑んで歩いてばっかり」
② 水や湯をかき混ぜる音を表わす語。
※小さい田舎者(1926)〈山田清三郎〉一〇「夜泣きうどん屋は、抽斗(ひきだし)からうどんの玉を出すと、熱湯の中へ浸してちゃぶちゃぶやった」
[2] 〘名〙
① 食事のこと。湯づけを食べる音からいう。
安愚楽鍋(1871‐72)〈仮名垣魯文〉三「三めぐりをあとに見て平岩で内会ちゃぶちゃぶをきめやうと」
風呂をいう幼児語

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android