チャオプラヤー

百科事典マイペディア 「チャオプラヤー」の意味・わかりやすい解説

チャオプラヤー[川]【チャオプラヤー】

タイ最大の川。通称メナム(メナムは〈川〉の意)。ラオスとの国境に近い北部の山地に発し,ピン川,メワン川,ヨム川,ナン川の各支流を合わせて南流し,バンコクを経てシャム湾に注ぐ。全長1200km。上流域チーク材産地,下流域は米作地帯。古くから河川交通に利用されてきたが,19世紀後半以降,水路網の整備や大規模な灌漑(かんがい)事業の結果,稲作地帯として発展した。
→関連項目インドシナインラックワチラウット

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典(旧版)内のチャオプラヤーの言及

【メナム[川]】より

…タイ第1の河川で,全長約1200km。メナム川(メナムは〈川〉の意)の呼称は外国人によるもので,タイ人はチャオプラヤー川Chao Phraya Riverと呼ぶ。北部地方の山地に発するピン川,ワン川,ヨム川,ナン川などの支流が,ナコーンサワン県のパークナムポーで合流し,ここから下流をチャオプラヤー川と呼んでいる。…

※「チャオプラヤー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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