ちゃんちき(読み)チャンチキ

精選版 日本国語大辞典 「ちゃんちき」の意味・読み・例文・類語

ちゃん‐ちき

  1. 〘 副詞 〙(かね)などを打ち鳴らす音を表わす語。
    1. [初出の実例]「だんじりやチャンチキ地祇の神々も塵にまじりてやれやれといふ」(出典:狂歌・華紅葉(1729))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のちゃんちきの言及

【鐘∥鉦】より

…祇園囃子の象徴である〈コンチキチン〉とは鉦の音を模したものであり,鉦自体をコンチキとよぶこともある。江戸祭囃子の鉦は四(与)助(よすけ),太神楽(だいかぐら)の鉦はチャンチキともよばれ,細かく打ち鳴らす。歌舞伎囃子では鉦は祭囃子や町の場面を表すときに使われる。…

【摺り鉦】より

…奏法は手のひらでつかみ内側を細かく摺るようにして打つ〈摺り鉦〉または〈つかみ鉦〉と,取っ手をつけて下げて縁を打つ〈当り鉦〉または〈下げ鉦〉とがある。音をあらわす〈チャンチキ〉という通称もある。また〈よすけ〉と呼ばれる小型の摺り鉦もある。…

※「ちゃんちき」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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