チャンネリング(その他表記)channelling

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チャンネリング」の意味・わかりやすい解説

チャンネリング
channelling

一定速度の荷電粒子を物質層に入射すると,粒子は衝突電離によってエネルギーを失いつつ,飛程と呼ばれる平均距離を通過したのちに止る。ところが荷電粒子を非常に細い平行線束にして単結晶に入射すると,方向によって飛程が違い,結晶格子面の間をうまくすり抜けると飛程が非常に長くなる。これをチャンネリングという。 1960年代に入って急激に発展してきた分野で,結晶内の不純物や格子欠陥などの研究,原子核共鳴準位の寿命の測定などに有用な現象である。

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