20世紀西洋人名事典 「チャールズブース」の解説
チャールズ ブース
Charles Booth
1840 - 1916
英国の実業家,社会問題研究家,統計学者。
元・ブース船舶会社重役,元・王立統計学会会長。
リバプール生まれ。
実業家としてはブース船舶会社などを興すが、主に海運業界で活躍。社会問題、社会改良に強い関心を示し、ロンドンにおける市民の生活状態、生活様態を調査し、「ロンドン市民の生活と労働」(1891〜1903年)にまとめた。「貧困」「職業」「宗教的影響」の3部からなる同書は、社会調査の先駆的業績として高く評価され、シカゴ学派などに多大な影響を与えた。又、救貧改正法、老齢無拠出年金の制定などにも従事し、大きな役割を果たした。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報