チョントー平原(読み)チョントーへいげん(その他表記)Chengdu pingyuan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チョントー平原」の意味・わかりやすい解説

チョントー(成都)平原
チョントーへいげん
Chengdu pingyuan

中国南部,スーチョワン (四川) 省中部にある平野。中央に省都のチョントー市が立地する。スーチョワン盆地の西端にあたり,ロンチュワン (竜泉) 山によって盆地中部の丘陵地と区切られる。ミン (岷) 江とトー (沱) 江の扇状地で,面積 6000km2。西南地方最大の平野である。標高は 600m前後。秦代の前 256~251年,李冰父子がミン江の谷の出口にあたるトーチヤンイエン (都江堰) 市の都江堰を築き,多数の分流を引いて,灌漑と洪水の防止に成功した。人民共和国成立後,堰の改修や水路の延長がなされ,1973年電動式水門が建設されて,灌漑面積は 5500km2に及ぶ。水稲の二毛作,三毛作が行われ,中国で人口密度の高い地域の一つである。

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